華麗なる芸術の世界
 
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音  楽

トッピックス

*ピアノ5重奏 (鱒)  *サントリー・ホールこけら落とし *グレン・ミラー物語  *カザルスの「鳥の歌」

     スイングJazzからClassicまで  

JAZZ 1 友人のJazz Barのご紹介  「 四谷 Voice 

東京四谷三丁目、荒木町商店街入り口にYou and wine and jazz !
素敵なJazz Barが有ります。毎晩素晴らしいミュージシャンのLive JAZZと旨い酒、たまらないですね !
今夜もまた、グラス片手に・・・・

JAZZ 2 最初はSwing Jazzの王様、Benny Goodmanから

管理人のJAZZとの出会いは、まだJazzのレコードが入手困難な時代。SPレコードからEP、LPに代る時代でした。このBenny Goodmanのswing swing swingもEPレコード「ドーナツ盤」でした。片面に収まらず、AB両面で1曲の時代.。クラシックのシンホニーなどは8枚一組、今から思えばなんと悠長なこと。管理人はswing swing swingをレコード盤が擦り切れる程 何度も聴きました。今は色々なメディアで音楽を楽しむことが出来ます。管理人が最近、活用しているメディアの一つがyou tube。世界には色々な方いるものですね!検索し、ヒットしない曲は無いと云っていいほど多岐に渡ってUPされています。Benny GoodmanがJazz Menとして初めて NewyorkのCarnegie Hall(1938年)で公演した時の模様などは映画Benny Goodman Storyで再現、紹介されています。ここでご紹介するswing swing swingは1935年に録音されたものです。You Tube でご紹介致します。 

Benny Goodman

 


 CLASSIC 1

 ピアノ五重奏曲 「ます」

オーディオ機器がアナログ全盛の時代のお話。前項でも書きましたが当時レコードを1枚買うにも大変苦労した時代でした。それでエア・チェックと云ってFM放送から好きな音楽を録音するのがはやっていて、管理人もなけなしの金をはたいて当時サンパチと呼ばれていたオープン・デッキを買って録音に励みました。当時録音したテープが数十巻有り、たまに聞くのですが30数年前のデッキが現在も問題なく作動しています。すごいですねー!本題に入ります。余りにも有名なシューベルトの「ます」です。現在はCDの復刻版が有るのですが、当時FM放送から録音したアルフレッド・ブレンデルとクリーブランド弦楽四重奏団「ます」の全楽章をCDと聞き比べると昔のテープの方がはるかにいいとアナログ育ちの管理人は思っています。管理人は第4楽章が好きですが、一般的には第2楽章が有名ですが、なぜ「鱒=ます」なのでしょうかね?色々調べてみると、今まで知らずに聞いていた「ます」のエピソードが判りました。シューベルト22歳、活気に溢れている時の作品で、生涯ただ一曲のピアノ五重奏曲だそうです。“澄んだ川で生きいきと泳ぐ鱒を眺めていると、漁師が来て鱒を釣り始めました。川がきれい過ぎて釣れそうもない。そこで漁師は竿で川の水を濁らせ、ほどなく鱒を釣り上げました。男もこうして女を騙すもの。だから、“若い貴女もお気をつけなさい。”と云うモチーフ、ご存じでしたか?管理人は知らずに何十年も聞いていました。残念ながらこの曲は著作権上UP出来ませんがせめてジャケットの画像を載せます。

参考You Tube   http://www.youtube.com/watch?v=HOMqdvZwX8E

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               愛用のサンパチ


CLASSIC 2

サントリー・ホールの「こけら落とし」

 ご存知の、クラシックの殿堂サントリー・ホール、東京の一等地、赤坂アーク・ヒルズに1986年 10月にオープンしたクラシック専門のホールです。これもまた、昔話で恐縮ですが、備忘録を作る積りでHPを書いていますのでご容赦ください。当時、管理人は大手広告代理店D社とお付合が有りました。サントリー担当部長からサントリー・ホールの「こけら落とし」のチケット購入の依頼が有りました。カラヤンの指揮でベルリン・フィルが出演すると云う豪華なプログラムでした。それに、コンサートの後に、パーティーが有り、カラヤンとベルリン・フィルのメンバーとディナーを取ると云う内容でした。2枚ぐらいはお付き合いもあるので簡単にOKをしましたが、詳細を聞いてびっくり!何と一人10万円の上に、当日は正装が必須とのこと。男性は、タキシード、女性はイヴニング・ドレスを着て参加をしなくてはなりません。D社とのお付合いの関係上、断るわけにもいかず2枚OKしました。しかし、問題は同伴する相手の選択です。管理人は当時、独身でしたので、何人かの女性とのお付き合いは有りましたが、イヴニング・ドレスを着こなせる様な女性は管理人の周りには見当たりませんでした。唯一、前々から、管理人のお目にかなった女性が一人居りました。これをチャンスと彼女を説得し、彼女はコンサートのためにイヴニング・ドレスを新調、一緒にコンサートにさっそうと出向きました。しかし、残念なことにカラヤンが、病気の ため来日出来ず、急きょ小澤征爾氏がベルリン・フィルを指揮する事になりました。カラヤンがサン トリー・ホールの「こけら落とし」に来日してベルリン・フィルを指揮するということで期待していたのですが何とも拍子抜け!結局パーティーも中止になり、主催者側は一人5万円を返金してきた記憶が有ります。会場にはサントリー佐治敬三会長をはじめ、席の周りにはどこかで見た顔の各界の名士?が多数来場していました。「こけら落とし」の記念品としてサントリーの記念ボトル、白地の陶器にパイプ・オルガンをデザインしたボトルを来客に配ってお茶を濁した?後味の悪い「こけら落 し」でした。しかし、この「こけら落とし」が縁で彼女と結婚することになりました。人間万事塞翁が馬とは・・・?管理人はサントリーのメセナ活動、”利益を文化で社会貢献する”には敬服しています。サントリー美術館、サントリー・ミュージアム、音楽振興財団、サントリー・ホール等。バブル崩壊後、多くの企業がメセナ活動を撤退、縮小する中、サントリーは揺るぎなく継続しています。2008年9 月に22年ぶり、思い出のサントリー・ホールへ二人で出掛けました。前年にリニューアルしたそうで当時とは少々雰囲気が替っていましたが、懐かしさのあまり涙腺が・・・。「こけら落としの」時の小澤征爾、ベルリン・フィルの「英雄の生涯」はあまり記憶に残って居ませんが、22年ぶりに訪れたその時のベートーベン、交響曲第7番イ長調 Op.92は今も鮮明に記憶しています。
  ★ 当日、頂いた記念ボトルと当時限定で発売された透明なガラスで出来たバイオリン型のデキャンタを掲載しました。

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ローカルなハワイアン・ウエディング

 


JAZZ 3

グレン・ミラー物語

ご存じの通り、グレン・ミラー(1904〜1944)もベニー・グッドマン並んで一世風靡したビッグ・ジャズ・アーチストです。グレン・ミラー・サウンドと云って当時、革新的なサウンドを創造し、数々の名曲を生み出しました。”グレン・ミラー物語”は1954年ユニバーサルが制作し日本でも、1954年1月に公開され大好評を博したそうです。下記、左の画像は、管理人が20数年前ハワイのレコードショップで手に入れた1941,2年ハリウッドの20世紀フォックス・スタジオで録音されたアナログをデジタル化した1986年版CD、右は1989年頃、手に入れたパイオニアのLD(レザー・ディスク)。現在はブルー・レイ、DVD、と記録メディアの変革には目まぐるしいものがあります。必ずしも全てが復刻されるわけではないので、レコードからブルー・レイまで全ての記録メディアを再生するには数多くの機器を必要とします。マニア、コレクターは別として、一般の方はどうしているのでしょうか?最近は数あるメディアを希望のメディアに変換する専門の業者もインターネットで見つける事が出来ますが、あまりにも早い技術革新は消費者にとって本当にプラスでしょうか?メーカーが利するのみではと管理人は感じています。管理人も多種多様なメディアに対応する為、機器を揃えていますが、機器のメンテナンスだけでも大変な労力です。先日もその中の一つが再生が出来なくなりました。20数年前発売された、普通は3.5インチですが一回り小さい2インチのFD(フロッピーディスク)に記録する機器なのですが、メーカーでは部品が無いので修理できないとの返答。部品の中には使用しなくても時間の経過とともに劣化する物もあります。法律で定められた部品の保管期間(数年)を過ぎたものは修理できないと当然の様に云うではありませんか。2インチのFDは当時あまり普及しなかったため、対応機種も少なく、現在ではこれを再生出来る機種を見つけるのは不可能に近いのです。100枚近く保存しているので仕方なく変換する事にし、やっと業者を探し、費用を聞いてびっくり、何と1枚2万円。メーカーの製造責任は?日本にもPL法と云う(欠陥だらけ)法律が有りますが行政の在り方は?。我々が使い捨ての風潮に慣らされ、物を大切にすることを忘れてしまったことが問題です。最近、やっと資源や環境への問題提起がなされ始めましたが、時、すでに遅しの感があります。日本の物造りの精神はどこへ行ってしまったのでしょうかね。さて、本題に戻ります。前記の”ベニー・グッドマン物語”はベニー・グッドマンが存命中に制作されましたが、(”グレン・ミラー物語”のヒットに味をしめて?)”一方グレン・ミラー物語”は彼の死から10年後に制作されたものです。記録映画ではないので、史実とはだいぶ違うところも有るようですが映画としては名作として現在もブルー・レイ、DVDで復刻され、親しまれているようです。二作品とも、大変すばらしいJazz音楽映画ですが大きな違いは”ベニー・グッドマン物語”はグッドマン本人が健在でしたので役者(グットマンのそっくりさんのTV司会者スティーブ・アレン)に代わって本人が演奏していることです。管理人が初めてグレン・ミラーを聞いたのはドーナツ盤(EP)のムーンライト・セレナーデでした。グレン・ミラーが1935年頃、作曲したそうですが、管理人が15,6歳の感受性豊かな頃、胸が熱くなるほどのインパクトがあった記憶があります。また、同じ頃だったと思いますが、夏のキャンプでキャンプ・ファイヤーの余興で先輩の一人がアメリカン・パトロールをリコーダーで演奏しました。それが何と素晴らしかったこと。大人顔負けの演奏は当時聞いていたグレン・ミラーのアメリカン・パトロールとダブり興奮したものです。半世紀以上過ぎた今も鮮明な記憶として残っています。    

蓄音機で聞く ムーライト・セレナーデ
(you tube)

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CLASSIC 3

カザルスの鳥の歌

パブロ・カザルス〈1876〜1973)、20世紀最大と云われるチェロ演奏家。管理人は1980年後半〜1990年前半にかけて仕事でカザルスの生まれ故郷、カタルーニア(州都バルセロナ)へよく行きました。カタルーニアは歴史的にも自治意識が高く、自治州としてカタルーニア語を公用語としています。スペイン経済の主要な牽引役であり、アートのページ、サルバドールダリでも書きましたがバルセロナには銀行が多いのに驚きます。また、ピレネー山脈を隔てフランスに隣接しているため文化的にもフランスの影響を多々受けているところがあります。ピカソ、ミロ、ダリ、ガウディ等、多くの偉大な芸術家を輩出し、パブロ・カザルスもその一人です。管理人は楽器の中でチェロが一番好きなので、カザルスの1961年ホワイト・ハウス・コンサート(下記画像右)、バッハ無伴奏チェロ組曲”全曲(下記画像左)等もよく聞いていました。カザルスは歴代米大統領の招請で過去3回ホワイト・ハウスでコンサートを開いています。1961年ケネディー大統領の招請でのコンサートで演奏されたラストに”鳥の歌”が有ります。しかし、カザルスは1938年以来、約40年間祖国スペインのフランコ独裁政権を承認する国では演奏会を開かないと云う巨匠の信念があり、それを承認国アメリカの大統領公邸で、たとえ非公開であっても演奏するという事は画期的なことだったそうです。ケネディー大統領の招聘に応じた理由を後に”危機に立つ世界の実情を深く認識したこと、ヒューマニズムの指導者として大統領への信頼と誠意の象徴として”と語っていたそうです。管理人は当時(1971年)世界国際平和デーに国連本部で演奏されたカザルスの”鳥の歌”を聞いて全身鳥肌!(駄洒落ではありません)。高齢のカザルスが「私の生まれ故郷、カタルーニャの鳥は、ピース、ピース(英語で平和)と鳴くのです」と歌いながらカタルーニア民謡をチェロでブレス(breath)を交えて演奏するのです。管理人お気に入りで現在世界で活躍している、チェロ演奏家Yo Yo Ma(馬 友友)はカザルスから大きな影響を受けたと云っています。彼もオバマ大統領の招請を受け、ホワイト・ハウスで演奏しています。国連でのカザルスの”鳥の歌”がyou tubeで公開されていますのでご紹介します。

”鳥の歌” (you tube)

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