華麗なる芸術の世界
 
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グルメ

トピックス

*アイスバイン *日本酒 *女とカンナ *はば海苔 *イワシの酢漬け 

*ブロン・ケーキ *ショート・ケーキ *キャッツ・フィッシュ *スゥイート・バジル

 

料理も音楽や絵画と同じく芸術性の高さが問われます。北大路魯山人が料理について数多くの本を残していますが、我々凡人には並大抵の努力では魯山人の足元にも及びません。しかし、人の食に関しての執着はそれはすごいもので誰でも旨いものを食べたい願望は共通に持っています。一概に料理と云っても世界にはその国の気候風土、地理的環境  、宗教、等 諸条件によって数限りない料理が存在します。ここで取り上げる料理は管理人が外国へ出張した時や、国内での会食など、つたない経験で印象に残っているものを取り上げます。まさに C級?グルメのお話。色々な昔語りをエピソードとして語ります。最近、ディズニーの映画で料理をテーマにした「レミーのおいしいレストラン」を見て感心したことが有ります。どんな豪華で高級と云われる料理でも、本当に美味しくて飽きないものは、小さい時から、母親が心をこめて作った定番料理が最後に勝るのです。映画はそう云う結末ですが、同感!

ドイツ風家庭料理 アイスバイン

アイスバインとはご存知の通り、ドイツ家庭料理の定番です。管理人は日本のドイツレストランで初めてトライした記憶が有ります。豚の骨つきすね肉とザワークラフト。豚肉の大きな塊がザワークラフトと一緒に大皿で出てきました。これ一人前?ドイツ人の体型を想像して納得しようと思っている矢先、他のドイツ人ゲストがナイフとフォークでさばき、食べ始めました。これをつまみにワインやビールで、わいわい云いながら食べるのですね!。その後仕事でドイツ出張の度に色々なレストランでトライしてみました。しかし、印象に残るのはデュッセルドルフ郊外にある農家のレストランのアイスバインです。郊外で空気がきれいなこと、ビール、ワインが旨い事、諸条件が違っていた居たかも知れません。

                                                        

エピソード1

この時は数人の仕事仲間と行ったのですが、アイスバインも当然注文しました。農夫風のオーナーが飲み物の注文を取りに来た時、このデュッセルドルフ地方にはアルト・ビールと云って大変美味しい地ビールが有るのですが、唯一日本人の管理人にはドイツ・ビールの知識が希薄。他のゲスト全てがアルト・ビールを注文する中、ウイットも込めて、“私はソプラノ”と云ったら、これが皆に大変受けて、オーナーから1杯エク ストラを頂きました。

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  「アルト・ビール」

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男の料理 アイスバイン

アイスバインの旨さを娘に教えようと食材の調達。肝心の豚の骨付きすね肉は近所の肉屋、スーパー等を探しても見つかりません。思い出したのが新宿の”肉のハナマサ”。有りました!冷凍ですが、さすがプロ相手の店。早速、解凍して調理にかかる、娘は骨付きすね肉を見て、“気持ちわるーい!”の一言。レシピーは多くの方がWebサイトに載せていますので省略。出来上がりは、まずまずの出来。早速、食卓へ、娘、初めて食べるアイスバインに “美味しーじゃん”。レシピー通りに調理すれば、大方失敗は無いのですが、何度もトライしてオリジナルの味作りが料理の醍醐味です。DAIGO味?マスタードも輸入物が色々有りますが管理人のお勧めはポメリー。味はまずまずでも、盛り付けが肝心、選ぶ器、配色、季節感、盛り付けバランス、料理はまさに芸術です

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日本酒

いきなり日本酒の話に飛びますが、日本酒のアルコールは醸造酒として度数が12度〜16度ぐらいが一般的ですが(ウイスキー、ブランデーは蒸留酒)最近,度数の高いものが売り出されています。世界に誇れる伝統的な日本の醸造技術は現在も日本酒造りに継承されています。管理人は二十歳ぐらから数字では表す事の出来ない程、色々な酒を数多く飲んできました。日本酒の醸造技術ついての詳しい知識は有りませんがアルコール20度を越える日本酒にはお目にかかった事があ有りませんでした。調べると蒸留酒と違い日本酒のアルコール度数を高めるには大変な技術が必要とされるそうです。最近、近所のスーパーで発見!20度の日本酒。冷やして飲むと最高!探せば有るものですねー。

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女とカンナ

今は、鰹節を削って、料理をする人はプロの料理人を除いて、大変少なくなっていると思います。真空削り節パックと云う便利な商品がスーパーで安く手に入る今日です。昔はどこでも簡単に手に入った鰹節が今はなかなか手に入らないのが現状です。需要がなくなれば当然、価格も上がり、わざわざ、高い鰹節を手間暇かけて削るより、真空削り節パックを使う方が合理的、それを選択するのは当然かも知れません。昔はどの家庭にも1台ぐらいは有った削り節の道具「カンナ=鉋」が無い家庭が増えています。ご存知、「カンナ=鉋」は大工道具の一つです。昔はこの「カンナ=鉋」は“嫁選”びと同じくらい大事な事でした。一生、共にする事が出来る嫁と「カンナ=鉋」を選ばなくてはなりませんでした。鰹節は和食に欠かせない基本素材。管理人も当然、真空削り節パックを仕方なく使っていますが、最近はインターネットで簡単に入手出来ますので、ここぞ!と云う時は「カンナ=鉋」の刃を研いで鰹節を削り料理をしています。「おんなとカンナ」とは魯山人の引用で恐縮ですが、“切れる、別れる”とは落とし話ではないですが「おんなとカンナ」は一生を共にするもの。料理が出来ない女房はすぐに飽きが来るとよく云われます。両方ともよく吟味して選ぶ事は云うまでも有りません。格段の差に気づいた時はすでに遅し!両方とも取り替える事が出来る人は幸せ?料理と女房は手間暇を惜しまず、愛情をどれくらいかけられるかが勝負だと思います。

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我が家のカンナ


はば海苔

 

はば海苔をご存じ?我が家では昔から正月の雑煮には欠かせない食材で、鶏ガラと昆布で出汁を取り、はばを軽く焼いて揉み、青のりと鰹節を多めに削り、器で混ぜて、焼いた餅を出汁に入れ、他の具材は一切入れないで、はばをふんだんにかけて食べるのですが、普通の海苔とは違う何とも素朴な味と風味です。昔は海辺の村の婦人などが、冬から春の大潮のときに採集し、浅草海苔の代用品として自家用に食べたものでした。全国の海で採れたそうですが、近年は海の汚染で取れなくなり、現在では1枚数百円から千円以上払っても入手困難な超高級食材になってしまいました。この数年入手出来ず。正月のはば雑煮はあきらめていましたが、インターネットの凄さを改めて感じました。送料などを含めると1枚千数百円になるのですが入手することが出来ました。

 

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右がはば海苔


背黒イワシの酢漬け

もう一つ我が家の正月料理に欠かせない背黒イワシの酢漬けをご紹介しましょう。母親が千葉県の東金出身でありましたか

ら、毎年実家からはば海苔と一緒に背黒イワシの酢漬けを送ってきました。東金は九十九里海岸にも近く新鮮なイワシが取

れます。7、8センチぐらいの背黒イワシを頭はらわた骨を取り除き、生姜と鷹の爪と黒ゴマを一緒に酢に漬け込むだけのも

のですが、酒の肴には最高!なにせ小魚なので料理の手間は掛りますが、房総の人たちは一匹づつさばいて粕漬け、みりん

干し等も作っています。最近は都内のスーパーなどでも手に入りますが、やはり現地の自家製の物とは一味違います。

 

 

     

胡麻入り酢漬け                       粕漬け


記憶の味 ブロン・ケーキ (Blown cake)

昔、お茶の水の駅前に一世風靡した、フランス菓子と喫茶の店“ジロー”と云う店がありました。若い女性に人気があり、支店も渋谷等、数店ありましたが、お茶の水が本店。“ジロー”はシャンソン歌手“イヴェット・ジロー”からとったものでB.G.M.は当然すべてシャンソンでした。 学生時代の友人がここでアルバイトをしていたので彼の紹介でスムースに彩用され、アルバイトを始めました。フランス菓子とシャンソンのイロハをここで初めて経験、管理人にとって青春時代のエポック。当時、シャンソンではグレコ、アズナブール、ジロー、マシアス、イブ・モンタン、アダモ等、仕事中流れるB.G.M.を否応なしに毎日聴かされました。当時は現在の様に海外旅行が簡単では有 りませんでしたから、当時フランス菓子とシャンソンはヨーロッパ文化へのあこがれだったのでしょう。当時の思い出も込めて娘にブロン・ケーキを作らせてみました。初めて作ったブロンは信じられない程、ジロー時代のブロンに似ていました。

イヴェッ・ジローの“詩人の 魂”を聴きながら、感激!

  詩人の魂 (you tube)

 

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イナゴの佃煮

イナゴの佃煮を食べた事あります?管理人が最後に食べたのは数年前ドイツ人の友人N氏と新宿の小料理屋でN氏がイナゴのメニューをみつけ、食べたいとい云うので、 付き合いました。幼少のころは昆虫採集で友達と競って採ったトノサマ・バッタと同じ形をした佃煮は食べることは出来ませんでした。最近は農薬や環境の変化でイナゴもへり、また、需要も少なく高級珍味扱いです。先日、娘の彼氏がイナゴの佃煮を食べたいと云うので、いろいろ探しましたが、入手困難!インターネットで検索。有りました!早速注文、冷蔵パックで送られたイナゴを娘は見ることも触ることも嫌がり、イナゴ食べる私を怪訝な顔で見ていました。またまた、記憶の再現、こうばしいイナゴの風味が・・・。食文化などと云う堅い話は抜きにしてぜひ、ご試食あれ?

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ショートケーキ

娘が作るショートケーキを紹介します。我が家では、ここ十数年、誕生日、クリスマスのケーキは家庭で作ります。初めの内は私が担当していましたが、ここ数年は娘が作ります。最近は少々腕が上がり、生チョコ、パウンド・ケーキ、クッキー、パン、等にも挑戦、素材、デザインに凝るのはいいのですが、先日、友達の誕生日のために作った”目の玉”のバースデーケーキの何とまあグロテスクなこと!

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キャット・フィッシュのから揚げ

キャット・フィッシュをご存知ですか?ナマズのことです。日本は海に囲まれ、おいしい海の魚が色々獲れるので、ナマズ料理は一般的ではないようです。東京新宿、新大久保に”なまず屋”と云うナマズ専門店が有ります。刺身、天ぷら、から揚げ、等すべてナマズ尽くし。ここでご紹介するのはアメリカ、アラバマ州ハンツビル(Huntsville)のナマズのから揚げのお話。アラバマ州ハンツビルにはNASAの宇宙ロケットセンター、”マーシャル・スペース・フライト・センター”があり、アメリカ宇宙ロケット開発の歴史を実物大で展示した博物館も併設されています。実はここへやってきた本当の目的は、ミュージアム見学ではなく、「スペース・キャンプ」と云う「トレーニング・センター」を見学することでした。世界中からやってくる小学生から高校生ぐらいを対象に宇宙飛行士になるための基礎訓練や授業などを行う所で、「U.S.スペース・キャンプ」というのが正式な名称です。日本でも旅行会社が夏休み利用して体験ツアーを組んで何回か参加したようですが、遠距離、高額の費用で、あまり人気が無かったようです。無重力体験、月面歩行訓練等,色々な機材が設置され、その訓練風景を見学者が見ることが出来るようになっていました。管理人はこの「U.S.スペース・キャンプ」を日本へプロモートしようと考え、NASAの関係者と事前にコンタクトを取り、はるばる、アラバマ州ハンツビルへやって来たのです。1986年12月、ニューヨークからメンフィス経由ハンツビルヘ。乗り継ぎの都合でニューヨークに一泊したのですが12月のニューヨーク、、市内観光も、あまりの寒さにホテルを出るのをたじろぐほどでした。彼らにはファッションだけでなく、毛皮のコートが必要なのが解りました。当時のハンツビル国際空港は上空から見ると一面のコットン・フィールドの真ん中に着陸する感じでした。無事にホテルに到着し、NASAの関係者とのアポイントも済み、夕食を町でとろうと、タクシーを呼び、ドライバーにご当地名物料理の店を案内させました。ドライバーと一緒にレスランに入り、何が名物料理?尋ねると、”キャッツ・フィッシュ”のフライ。え?フィッシュだから猫の肉ではないだろうと早速注文。管理人はその時”キャッツ・フィッシュ”を知りませんでした。大きな皿に出てきたのはワラジほどの大きさがある魚のフライでした。スパイスの効いた白身の魚、最後まで日本で云う何の魚か分かりませんでした。翌朝、同じタクシーをチャーターし、「U.S.スペースキャンプ」に向かいました。途中、ドライバーが大きなナマズのイラストが描かれた看板を指さし、あれが昨晩行ったレストランと云うではないですか。同行者も え!ナマズ?皆、唖然として、おえー!。ドライバーによればここは内陸で、昔から魚と云えばテネシー川で獲れるナマズが一般的に食べられているそうです。海の魚もあるが高価で庶民には手が出ないとのこと。ハンツビルは隣のテネシー州に近く、よく小説や映画に出てくる南部特有の雰囲気を持ったとても静かな町でした。映画”奇跡の人”ヘレン・ケラーの生誕の地。意外にも1969年、世界で初めて月到達したロケット「アポロ11号」はアラバマ州で作られたそうです。ハンツビル(Huntsville)がロケット生産基地とは知りませんでした。この地方の銘酒、テネシー・ウイスキー「ジャック・ダニエル」でも飲みながら青春時代によく聞いたジャズの名曲”アラバマに星落ちて”を一曲如何?キャノンボール・アダレイ (1959年2月3日シカゴでの録音)


アラバマに星落ちて


スイート・バジルの花

D.I.Y.の店に立ち寄った時、レジ脇に草花の種が沢山ディスプレーされていたので、何気なく、ミニひまわり、朝顔、スイートバジルを購入。ベランダで育ててみようと5月中旬種を蒔いてみたところ、朝顔以外はすぐに芽をだし、みるみる大きくなりました。特にバジルはすぐに大きくなり、バジルの香りを発し出しました。最初の内は珍しさもあり、摘んでサラダ、スパゲッテー、ソースなど、色々楽しみましたが、消費するより、育つほうが勝り、7月には白い花が咲き、バジルの大木?になってしまいました。白い花が咲くのを初めて知ったのですが、食感と香りは当然若いうちが良いのでしょう。娘もインターネットで色々新しいレシピーを探し、トライしているのですが、定番以外に、これぞ!と云うレシピーには当たりません。

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ベランダのバジル

 

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